教員・研究室情報
| 取得学位 |
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| 研究室・ユニット名 | 生産動物内科学 |
| 研究テーマ | 生産動物医療の個体診療と群管理における生産性阻害要因因子に関する研究 |
| 研究キーワード |
生産動物医療
生産性向上
牛の健康管理
食の安全・安心
感染症
往診(動物病院)
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| 教育・研究への取り組み |
病気の原因を追究して診断治療法を確立するのが臨床の主な仕事です。我々が実践する生産獣医療では、病気そのものの発生を抑えて生産性を高めることも重要な使命です。なかでも私は、生産性を阻害する感染性因子に特に興味を持ち、流行状況と予防対策について様々な観点から究明しています。 |
受験生へのメッセージ
獣医師の資格を得るためには、6年間の大学生活で様々な知識と技術を身につけなければなりません。対象とする動物も多岐にわたり、取り扱う学問領域も広範にわたるのが獣医学です。その中でも、おいしい牛乳や牛肉を安心して口にできるという目標のための学舎として、本学は最適だと思います。
研究シーズ
| 研究キーワード |
BVD感染症対策牛群防疫
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| 研究テーマ | 牛ウイルス性下痢症の牛群に与える影響と防疫対策 |
| 研究の概要・特徴 |
牛ウイルス性下痢症(BVD)は、BVDウイルス(BVDV; Pestivirus A, B, H)感染による牛の疾患であり、子宮内感染によって産出される持続感染(PI)牛が感染源となって牛群に様々な影響を及ぼす。病名に含まれる下痢症という症状によって本感染症が臨床現場で摘発されることは稀であり、BVDV感染によって牛に誘起される免疫抑制がもたらす呼吸器症候群(BRDS)による症状が、臨床上著明となることが多い。特に子牛や育成牛が影響を受けやすく、経済的損失をともなう大きな障害を牛群に引き起こす感染症である。 |
| 産業界等への アピールポイント (用途・応用例等) |
近年、国境を越えた畜産物の流通が活発になっていますが、生体の輸出入は依然として厳しく制限されています。したがって、海外悪性伝染病の国内への侵入は、比較的効果的に制御されてきています。しかしながら、牛群の巨大化、飼養形態の変化などによって国内における牛の移動は県境を越えて活発になっています。感染症は、その宿主の移動によって拡散することが多く、経済的損失が大きくなる疾病は、その対策が特に重要です。中でもBVDは重要な疾患と考えられており、当方が有するこれまでの成果は、正確な流行状況、疫学的情報、効率的な予防対策法、など現場に即した対応を提供することが可能です。 |