教員・研究室情報
| 取得学位 |
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|---|---|
| 研究室・ユニット名 | キリスト教応用倫理学 |
| 研究テーマ | 現代世界の多様なテーマを聖書やキリスト教思想を通して読み解く |
| 研究キーワード |
ジェンダー
セクシャリティ
生命倫理
動物の権利
宗教
新約聖書
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| 教育・研究への取り組み |
応用倫理学は現代社会の様々な問題を自分たちの課題として引き受けて考えることを目的とする学問です。本研究室では「ジェンダー格差」「LGBTの課題」「脳死・臓器移植」「いじめ・ハラスメント」「戦争・平和」「動物の権利・福祉」といった人権や生命の尊厳に関わる取り組みをしています。 |
| 関連記事 |
受験生へのメッセージ
ゼミ担当教員の専門は新約聖書を中心とする古代ギリシャ・ローマ世界の歴史・社会・文化に関する研究なのですが、古代世界の直中で生命の尊厳のために苦闘していた人たちの姿を知り、現代世界の直中で生命の尊厳のために何ができるのかを学生と一緒に考えていきたいと願っています。
研究シーズ
| 研究キーワード |
LGBTQ+キリスト教クィア
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|---|---|
| 研究テーマ | LGBTQ+の人権の課題とキリスト教・聖書 |
| 研究の概要・特徴 |
本研究は新約聖書を再読することを通して、キリスト教の「同性愛嫌悪」(homophobia)や「女性嫌悪」(misogyny)の問題を問い直しつつ、「ホモエロティシズム」(homoeroticism)に開かれた新約聖書テクストの掘り起こしをも行うことで、キリスト教のLGBTQ+差別の問題を省察し、そこからさらにLGBTQ+の人権の課題をキリスト教が担っていくうえでの方向性を探求しようとするものである。方法論としては、「クィア理論」(queer theory)と「ホモソーシャリティ理論」(homosocial theory)を用いて新約聖書テクストを読解するものである。 |
| 産業界等への アピールポイント (用途・応用例等) |
この研究は狭義には本研究の中心をなす聖書解釈を通じて、キリスト教の教会や学校が「性差別」と「LGBT(LGBTIQAP+)」の人権の課題に真剣に向き合い、聖書やキリスト教を改めて見直すことにつながることを意図しているが、広義には本研究が提言する「性差別」と「LGBT(LGBTIQAP+)」の人権の課題に対する取り組みを通じて、行政や企業を含めたあらゆる業界がジェンダーやセクシュアリティの問題を真剣に考え、「性差別」と「LGBT(LGBTIQAP+)」の人権の課題に真剣に取り組むことにつながっていくことをも意図している。なぜなら、ジェンダーとセクシュアリティの平等がSDGsの課題になっていることからも分かるように、これらの問題はあらゆる分野や業界が取り組んでいくことを求められている喫緊の課題だからである。 |
| SDGs |
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