教員・研究室情報
| 取得学位 |
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| 研究室・ユニット名 | 獣医生化学 |
| 研究テーマ | 遺伝子レベルで動物の病気を理解し、新しい診断法や治療法を開発する |
| 研究キーワード |
ファージセラピー
薬剤耐性菌
薬物代謝
ゲノム解析
遺伝子診断
遺伝子工学
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| 教育・研究への取り組み |
私は、獣医学の中でも基礎の学問(生化学)を教えています。生化学とは、動物の正常な体の仕組みを物質レベルで詳しく学ぶ学問です。みなさんは、獣医師として動物の命を救いたいと願っていると思います。そのためには、正常な動物の状態、その仕組みを理解していないと、何が異常なのかわかりません。獣医さんになる一歩、それは基礎の学問から始まります。 |
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| 研究室探訪 |
受験生へのメッセージ
大学では、高学年となると研究室に所属し、卒論研究を行います。誰もがまだ発見してない革新的な生物(生命)の仕組みを学生と一緒に解明したいと思っています。しかしそれは広大なサハラ砂漠の中から無くした指輪を探すようなものです(笑)。そんな大発見はこっそり胸にしまいながら(笑)、獣医学で研究して発見されたことを人の医療でも応用できるような研究を発信したいと思っています。ぜひ、一緒に何か発見しましょ〜!!
研究シーズ
| 研究キーワード |
ファージセラピー薬剤耐性菌バクテリオファージ
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|---|---|
| 研究テーマ | 獣医療、人医療における細菌感染症へのファージセラピーの応用 |
| 研究の概要・特徴 |
細菌感染症治療において20世紀最大の発見である抗生物質は、多くのヒトの命を救うと共に家畜などにおける成長促進、病気予防的な使用など我々の生活に欠かせないものとなっている。ペニシリンの発見者のフレミングが当初より懸念していた薬剤耐性菌の出現は、抗生物質の人工的な改変により対応してきた。しかしこの細菌との“いたちごっこ”の対応にも限界を迎え、今や多剤耐性菌は世界中に広がり、このまま新しい対策を行わないとガンの死亡者を超える年間1000万人の死者が生じることが見積もられている。このようにこれまでの抗生物質だけでは対応が困難な状況にある。バクテリオファージを使用したファージセラピーは、抗生物質の応用より早く、特に東欧諸国ではおよそ100年にわたり実際に人の細菌感染症治療に応用されてきたが、世界基準の製剤として認可されたファージ製剤はない。 |
| 産業界等への アピールポイント (用途・応用例等) |
・薬剤耐性菌に対してもファージは効果が高いものがある。 |
| SDGs |
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