獣医学類
神谷 可菜
かみたに かな
講師
動物ハイテク診断治療センター 研究室
教員・研究室情報
| 研究室・ユニット名 | 獣医臨床病理学 |
|---|---|
| 研究テーマ | 全ての動物種における病態評価をさまざまな手法に基づいて解明し治療に役立てる |
| 教育・研究への取り組み |
獣医臨床病理学は、病気と健康の「違い」を発見する学問です。私はその中で、主に剖検を教えています。剖検では、動物の体の中を観察し、病的な変化を見つけ出します。全体を捉えつつ細部を丁寧に見ることで、身体で何が起きているかを理解する手がかりとなります。この視点は、各分野の知識をつなぐ“頭の中の橋渡し”としても役立ちます。 |
受験生へのメッセージ
好きなことを仕事にするって楽しいですね!やっているうちに好きになることもたくさんあります。大学はそのような“好き”を、たくさんの体験を通して、広げて増やして深めていける場所です。「その仕事で自分が笑っている、そしてその仕事で誰かが笑っている」そんな仕事は、充実していて楽しくて人生の生きがいになりますね。一緒にその土台を育んでいきましょう。
研究シーズ
| 研究キーワード |
病理学疾患モデル恒常性
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| 研究テーマ | 病変から病因へ:恒常性回復を指標とした健康維持研究 |
| 研究の概要・特徴 |
健康は単に病気がない状態ではなく、肉体的・精神的・社会的に調和が保たれた状態と定義されます。一方、病気とは恒常性が大きく損なわれ、細胞・組織・臓器・器官系が生理的な平衡を維持できず、形態学的、生化学的、あるいは臨床的に正常範囲から逸脱した状態と捉えられます。本研究では、病気に伴う局所的な変化(病変)からその病因(主因・誘因)を明らかにし、さらに疾患モデルを用いて恒常性の回復過程を探ることで、生物が健康を維持するために必要な要素を明らかにすることを目指します。 |
| SDGs |
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