NEWS NO.80(2018年度)
本学 獣医学研究科 1年 橋本茉由子さんが第161回日本獣医学会で奨励賞を受賞
9月11日から13日、つくば国際会議場で開催された第161回日本獣医学会学術集会において、本学獣医学研究科博士課程1年の橋本茉由子さん(指導教員 北村浩教授)が日本獣医学会生理学・生化学分科会奨励賞を受賞しました。本学からは2年連続の受賞となりました。
この研究は、本学と北海道大学と理化学研究所との共同研究の一環であり、橋本さんはその共同研究の主要メンバーの一人として「視床下部ユビキチン特異的プロテアーゼ2の血糖値に対するフィードバック制御」という演題で発表を行いました。橋本さんの発表は、脳の中のUSP2という酵素が、食欲や自律神経の活動を調節していることを発見したという内容でした。
橋本さんは「USP2は酵素ですので、薬物による活性の調節が可能です。今後は、USP2がどのような分子機序で作用するかをより明らかにすることにより、人間やペットで共通問題となっている生活習慣病の克服に貢献したい」とコメントしました。
また、指導した北村教授は受賞にあたり「獣医生理学ユニットとしては、2年連続の受賞となり光栄に思っている。これまでにUSP2は男性不妊や肥満に係ることが明らかにできた。さらに研究を進め、この分子の臨床学的な役割を明らかにしていきたい」と述べました。また、橋本さんに対して「さらに研究を進めてほしい。さらなる研究発展をサポートしていきたい」と期待を寄せました。
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