NEWS No.62(2024年度)
本学獣医学類6年の髙野友李帆さんと永光理子さんが
日本家畜衛生学会 第100回大会で奨励賞、フロアー賞をそれぞれ受賞
2024年12月13日にMeiji Seika ファルマ(株)本社講堂で開催された日本家畜衛生学会 第100回大会において、本学獣医学類6年の髙野友李帆さんが「奨励賞」を、同じく獣医学類6年の永光理子さんが「フロアー賞」を受賞しました。
<受賞演題>
Mycoplasma bovisがウシ単球の細胞死に及ぼす影響
発表者:髙野友李帆
<奨励賞 受賞コメント>
髙野友李帆さん:これまでの研究成果が評価され大変光栄に思います。ご指導いただいた樋口教授、権平准教授、今泉先生をはじめ、研究活動を支えてくださったゼミ生の皆様に心より感謝申し上げます。研究を進めるにあたり、供試する細胞の分離培養条件や得られた結果の見方など課題もありましたが、形になり嬉しいです。
マイコプラズマ感染症は、生産現場でも課題が多いことから、今回の成果が今後の研究の一助となれば幸いです。また、今後も生産動物を取り巻く課題の解明に寄与できるよう精進して参ります。
<担当教員からのコメント>
樋口豪紀教授:マイコプラズマが牛の免疫をどのように逃れるのか?という未知の領域への果敢な挑戦でした。緻密さが求められる研究でしたが、これらに真摯に向き合い完遂してくれました。乳房炎の防除につながる貴重な研究成果を得ることができたと思います。
<フロアー賞 受賞演題>
泌乳誘導下におけるMycoplasma bovis感染がウシ乳腺上皮細胞の乳汁合成機能および炎症応答に与える影響
発表者:永光理子
<受賞コメント>
永光理子さん:フロアー賞ということで、専門家の方々からプレゼンが評価されて大変嬉しく思っております。今回の受賞は、研究指導して頂いた先生方、共に研究を行った仲間の皆様のご協力があってこその賞だと感じております。今後の目標としましては、学ぶ姿勢を忘れずに精進したいと思っています。
<担当教員からのコメント>
樋口豪紀教授:
マイコプラズマに対し乳腺上皮細胞がどのような免疫応答をするか?に切り込む難しい課題でした。繊細な乳腺上皮細胞の扱いは大変だったと思いますが、非常に丁寧に研究を進めてくれました。これらの知見は今後の疾病防除に繋がるものと確信しています。
【関連】
樋口 豪紀教授(獣医衛生学ユニット)
https://rgu-dev.ooda.biz/teacher/9415.html
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