NEWS NO.7(2019年度)豚コレラ・アフリカ豚コレラの説明と防疫等の対応に関する研修会開催
4月24日(水)、豚コレラ・アフリカ豚コレラの説明と貿易等の対応に関する研修会が行われました。

竹花学長から「酪農学・畜産学を教育の基盤におく本学において、豚コレラ・アフリカ豚コレラへの理解と防疫に関する注意点等の理解を深めてもらう事が目的です。
この研修会を通してさらに学んでください。」と研修会開催の趣旨を述べました。

始めに、桐澤力雄先生からは、「豚コレラ・アフリカ豚コレラの脅威」として、豚コレラウイルスについて、人に感染しないことや家畜伝染病予防法によりまん延防止対策が取られていること、
口蹄疫を例に、発生時は初動が大事であることや豚コレラ撲滅によるメリット(ワクチン経費減・豚の輸出)について説明しました。

続いて、山田未知先生より「今、取り組めることを行う~FEDREC肉畜生産ステーション養豚施設における防疫対策の取り組み~」として、
教育施設として、学生の出入りが必須のため、人の入出を制限することは非常に難しいとしながらも、
本学肉畜生産ステーションでは、関係者以外の立ち入り禁止や防犯カメラ・門の設置と施錠・移動手段の制限・各畜舎への入退出マニュアル管理などに取り組んでいることが説明されると共に、家畜保健衛生所への疾病交代検査にも協力していることが紹介しました。

最後に、農林水産省動物検疫所北海道・東北支所の斎藤恵主任検疫官をお招きし、「豚コレラ及びアフリカ豚コレラにかかる水際防疫の実施状況について」として、国際空海港では、口頭質問や手荷物検査・靴底消毒のほか、検疫探知犬が導入され、北海道では新千歳空港に2頭配置されていることが説明されました。
また、海外から日本へ肉及び肉製品の持込禁止は、免税店や空港内で購入したものも対象となるなど、身近な例を挙げて紹介されました。

研修会では、豚コレラについての説明や本学での対策、国による対策と一連の内容を分かりやすく説明いただき、参加者は約120名でした。



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